完全完敗ドリーマー
ナンパを始めてから約1か月半。
非常に濃い生活を送れている。
ナンパ以外の時間の使い方も細かく考えるようになり、自分のスト値を高めることに精進している。
メチャクチャ有意義だ。
ナンパ仲間、道行く女の子、最高である。
どんどん成長していきたいし、
どんどん魅了して女性を楽しませたい。
とはいうものの、相変わらず地蔵しまくるし、ソロデビューはまだ出来ていない。
指名されても、「いやあれは…」と何かと理由をつけて断ったりしている。
そんな中、少しづつでも声をかけ続けていると確実に出逢いがある。
国仲涼子似のお姉さん
R君:「海老蔵さんあれ行きましょうか!」
海老蔵:「えっ…。あれはさすがに無理でしょ。(スト値が高すぎて)」
R君:「行って断られて帰ってきましょう!」
海老蔵:「そうだね…行くか!よし行こう!」
凄くきれいで上品だ。
国仲涼子に似ている。
一瞬で終る。
ガンシカだろうな。
海老蔵:「こんばんわ。」
国仲:「こんばんわ♪」
海老蔵:「○×△な理由で声かけました。」
国仲:「えーー!!嬉しいー!!」
海老蔵:「(…かっっ…..ゎい。)」
彼女は満面の笑みでこちらを見て、目を合わせてくれた。
顔面も雰囲気も飛びぬけて可愛い。
そして、落ち着きはらっている。
声をかけられたことに、一切の動揺がない。
ビックリするわけでも、怖がるわけでも、驚くこともない。
すごく落ち着いている。
この手慣れた感じに、今の自分では到底相手にならないと思った。
その瞬間肩の力がスッと抜けた。
こんなに慣れている人は初めてだ。
海老蔵:「今の自分じゃ可能性がないってことはわかってます。ただこの時間は一生忘れないと思うんで途中まで送らせてください。」
完敗宣言をしてトークを続けた。
正直にならないと会話できなかった。
小雨が降っていたので、 俺はリュックから傘を取り出し相合傘を展開した。
国仲:「えっ!大丈夫ですよー」
と言っていたがスルーして傘を広げ、小さな空間に彼女を入れた。
国仲:「ありがとうございます♪」
国仲:「たまたま仕事で大阪から来てるんです。」
彼女はニコニコしながら会話を続けてくれた。
少しでも長くこの時間を共有したかった。
下手な連れ出しよりも何倍も濃い時間だった。
得られるフィードバックが半端なく質が高い。
すごくドキドキした。
男磨こう!!って思った。
綺麗な女性の隣を歩く感覚を身体に取り込みたかった。
こんな素敵な女性に、媚びることなく、堂々とした振る舞いで接することができるようになりたいと思った。
会話できたことがメチャクチャ嬉しかったし、この先に行けない自分がメッチャ悔しかった。
国仲:「じゃこの辺で♪」
海老蔵:「ありがとうございました。最後に一つだけ、連絡先教えてください。」
よく打診した。えらい。
完敗宣言しておきながらよく言った。
ここだけは自分をホメてやりたい。
けど、色々すげー下手くそなんだろうな。
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