顔つきを変える。

だいぶコロナも落ち着いてきた様子で、人も街に増え始めてはいるがもうひと踏ん張りな状況。

ジムは閉鎖されているので、自宅で筋トレ、たまにランニングと自粛活動真っただ中でございます。

自宅で筋トレをしていると、インターンバル中に掃除がはかどる。

掃除をしていると平積みされた本の中に、池波正太郎の「男の作法」という本を発見。

去年、ナンパを始めてウキウキしていた時に、会社のおばちゃんからもらったものだった。


まだ1度も目を通していなかったので読んでみることにした。


だいたい若いうちからいい顔というものはない。男の顔をいい顔に変えて行くということが男を磨くことなんだよ。いまのような時代では、よほど積極的な姿勢で自分をみがかないと、みんな同じ顔になっちゃうね。

池波正太郎『男の作法』

男を磨いて顔つきを変えろと。

カッコいい奴って醸し出す雰囲気と目つきが違う。

いい女ってそういうところを敏感に感じ取っているんだろうな。

顔がいいだけでは選ばれない。

顔ではなく、顔つきを変えろと。


以前、とある方に人相を見てもらったときに、「これから先、目がもっとキリッとしてくると良いですね。」と言われたことがある。

自分でもわかっているけど、俺、童顔。

それならば、男は何で自分をみがくか。基本はさっきも言った通り、
「人間は死ぬ……」
という、この簡明な事実をできるだけ若いころから意識することにある。もう、そのことに尽きるといってもいい。

池波正太郎『男の作法』

では、どうやって変えればいいのかと言われたら、「死」を意識しろと。

「侍」の写真を見たことがあるけど、ただならぬ雰囲気と目つき。

「死」をしっかり意識できたらナンパなんて余裕じゃないかよ。


声掛けの恐怖なんてなんともなくなるんはず。

「今日死ぬと思って生きろ。」的な名言があるけど、この状態を常態できたらすさまじいエネルギーと落ち着きが手に入るんだろうな。

若いときはお金がないこともあるだろうが、つまらないところに毎日行くよりも、そのお金を貯めておいて、いい店を一つづつ、たとえ半年ごとでもいいから覚えて行くということが自分の身になるんですよ。

池波正太郎『男の作法』

毎回同じ店の定食、もしくは牛丼。

ファッションもそう。

全身ユニクロ。

パンツやベルトもユニクロ。

そして、スーツGUだった。


社畜&家畜。

なんか絶望してきたわ。



おにぎり握って節制だ。

というのもいいかもしれないが、

「死」を意識して、エネルギーを引き出し、目の前のことに没頭する。ということしかない。


食うことを忘れるくらい没頭する。


それでいつの間にか貯まったお金で、おいしいものをいい女と食べに行いこう。