行く男、行かない男

19/07/11

「うっぬぅ…」

「ぁぁああ!」

「…うぁあ。」


あと10回。

いや、あと30回。


今日はもうバッキバキにしたろ。

悔しさを筋トレにぶつけるしかなかった。



こんなに悔しかったのはいつ振りだろう。



東京マラソンで終盤抜かれまくったとき?

前前職で先輩に仕事のことで詰められた時?

高校の部活で負けたとき?

高校受験に失敗した時?


久しぶりすぎ。


最近はここまで悔しがるほど挑戦してなかったな。

傷つかないように、安住の地で生活してた。

すげー悔しいけど、なんか嬉しい。

ひとまず街へ

一昨日の振り返り。


22:40頃街に到着。

今日は1人。


ひとまず街に来たって感じ。


地蔵なのはわかってるんだけど、街に出ないとなんかスッキリしない。


もしかしたら行けるかもしれないだろ。

街に出ないことにはなんも始まらない。



こないだの小さな小さな、ホントに小さな成功体験を原動力に、街を偵察。

ナンパに繰り出すことを「出撃!」という人が多いと思うが、俺の場合「偵察」。


地蔵履歴しかない俺は「出撃」なんて言葉まだ使えない。

タイプの子を発見!!

ウォーキング開始して15分ほどしたところで、

・低身長
・金髪
・色白

3拍子揃った子を発見!!


「あ、すげータイプ。」


よし!


と思った瞬間にブレーキが掛かる。

・イヤホンしてるぞ
・みんな見てるぞ
・キャーって叫ばれたらどうする

アクセルを踏み込む。

・行って断られてもよし
・ダメでも次がある

ブレーキがさらにかかる。

・シカトされたらどーする
・そもそもなんて声掛けんねん


俺の足は止まった。

まだ時間ある。


次行こう!!

ナンパしたのは俺じゃない。


切り替えが大事!!

次々!!


更にウォーキングを続ける。

「あの子行ってみよう!」
「次はあの子行ってみよう!」
「あの子もいいな、行ってみよう!」

こんな勢いでばしばしイケたらどれだけ人生変わるんだろうな。


そんなことを考えながらウォーキングを続けていると、さっきの子を発見。


近づいていくと


男と話している。



「お姉さんって○×△…?」



これは、ナンパだ。



話しかている男がタイプの男だったのか。
そもそもナンパ待ちしていたのか。


それはわからんが、女の子は終始笑顔で話している。

一緒に7に入ったかと思ったら、お酒を買って2人で飲みだした。



言葉にならない程悔しい。

何でさっき行かなかった?

何であの男は行けた?



俺、しょぼすぎる。

自分が声掛けに行かなかったことが心底情けない。

情けなさすぎて、ダサすぎて、こんなことSさんにもR君にも話せない。



行った男の勝ち。



もちろん俺が行ったところでガンシカだったかもしれないけども。


そもそも俺はチャレンジすらしていない。


あの男はチャレンジした。

そしてご褒美を受け取っている。


遠くから眺めて、

近くで眺めて、


いつも指をくわえている。


ダサすぎてダサすぎて辛い。

傷ついたこころの回復

もー肉体をいじめまくるしかない。

いじめていじめていじめ抜く。

へとへとになってバタンキュー。


そうでもしないと回復しない。

精神が疲弊したところに、肉体も疲弊させて一旦リセット。

深く、深く眠るしかない、



地蔵でも街に出ると何かがある。

家でぐでるよりは、街に出て傷ついたほうがいいか、、、


今更気が付いたけど、どうやら社会の窓を全開にしてウォーキングしていたようだ。


死ぬほどバキバキにしてこよう。